働きたい企業として認識されること
こんにちわ。組織開発 がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
ITエンジニアの採用市場は引続き加熱し続けています。そんな中、働きたい企業として認識され、いざ転職するというタイミングで転職先の企業として想起されることが重要になってきます。
この記事では、働きたい企業を表す概念である「 Employer of Choice ( EOC )」についてまとめます。
Employer of Choice とは?
「 Employer of Choice ( EOC ) 」とは、従業員や求職者から見て「働きたい企業」として認識される企業のことを指します。
EOCになると、優秀な人材が集まりやすく、採用活動が効率的になります。また、働きやすい環境や成長機会を提供することで、従業員のモチベーションとエンゲージメントが向上します。結果的に業績の向上につながったり、定着率が高まります。
EOC に必要な要素の例
以下に、EOCになるために必要な要素の例を挙げます。
要素 | 内容 |
---|---|
魅力的な企業文化 | 魅力的な文化を持っていること |
魅力的なビジネス | ビジネスが生み出す価値や、ビジネスモデルが魅力的であること |
キャリア成長の機会 | 能力開発やキャリア成長の支援や機会が十分にあること |
市場競争力のある給与 | 同業他社と比較して競争力のある給与を提供すること |
優れた福利厚生 | 充実した福利厚生を提供すること |
ワークライフバランス | 柔軟で公私のバランスを取りやすい労働環境を提供すること |
良好なマネジメント | 事業成長と従業員の成長・充実のバランスがとれたマネジメントがなされていること |
EOC と EVP
「 Employer of Choice ( EOC )」と「 Employee Value Proposition ( EVP )」は、どちらも企業が優秀な人材を引き付け、保持するために重要なコンセプトですが、具体的な関係と役割には違いがあります。
EOCは、従業員や求職者から見て「働きたい会社」として認識される企業を指します。一方、EVPは、従業員に対して企業が提供する価値やメリットの総称です。魅力的なEVPを持つことは、働きたい企業と認識されることにつながります。
独自なEVPとEOC
EOCになるためには先述したような「どの企業にとっても選ばれる上で重要な要素」だけではなく、「その企業でしか得られない独自の要素」も必要になってきます。後者を言い換えるのであれば、EVPの中でも特に企業の独自性の強い魅力を持っていることです。
独自のEVPについては以前以下の記事にまとめました。
まとめ
この記事では、働きたい企業を表す概念である「 Employer of Choice ( EOC )」についてまとめました。
EOCとして認識されるには、各種の要素やEVPを認知されるために広報活動やコミュニティ活動を通して認知を広げる部分もありますが、そもそも実際にその魅力が存在する必要があるため、よりよい組織にしていく活動が前提になるでしょう。